ダイハツは人により向き・不向きこそありますが、働きやすいメーカーといえます。期間工が参加できる社内イベントも多く、寮もきれいなので、長く働いて正社員登用を目指したい人には魅力的でしょう。
ただ、ダイハツの正社員登用は狭き門で、ここ数年は「年間1人」ほどしか採用されていないのが現実です。ダイハツで期間工から正社員になるコツや、ダメだったときの選択肢について解説します。
ダイハツは人により向き・不向きこそありますが、働きやすいメーカーといえます。期間工が参加できる社内イベントも多く、寮もきれいなので、長く働いて正社員登用を目指したい人には魅力的でしょう。
ただ、ダイハツの正社員登用は狭き門で、ここ数年は「年間1人」ほどしか採用されていないのが現実です。ダイハツで期間工から正社員になるコツや、ダメだったときの選択肢について解説します。
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ダイハツで期間工から正社員になるには?
ダイハツ期間工の評判にはさまざまなものがあり、「体育会系」のイメージを持つ人も多いようです。
ただ、これは従業員同士の距離が近いことや信頼関係が強いことの表れともいえますし、実際、ダイハツは期間工も参加できる社内イベントが多いです。
お互い支え合いながら仕事ができるダイハツで、正社員になりたいという人も多いでしょう。
ダイハツの正社員になるための手段として、「期間工から始めて正社員登用を目指す」という方法が挙げられますが、これは現実的な方法といえるのでしょうか。ダイハツで正社員登用を目指す方法と、その難易度について解説します。
登用率は10%ほど
ダイハツは他メーカーと比べると、正社員登用に積極的とはいえず、登用の実績もあまり公開していません。ただ、2018年度の登用実績は10人中1人、2019年度は9人中1人と、少ないことだけは確かです。
割合にすると10%ほどですが、そもそもの「登用試験を受けた人数」が少なく、かなりの狭き門といえます。
また、「京都工場」の求人ページには正社員登用に関わる情報が載っていないため、目指すなら「本社工場」か「滋賀工場」を受けた方がいいでしょう。
正社員登用を本気で目指すなら、登用率の高い「ブリジストン」がいいかもしれません。
期間工を半年以上続けていること
ダイハツで期間工から正社員になるには、最低でも半年は働いていなければなりません。まずは半年から1年程度、期間工として真剣に働いてみましょう。
期間工をしながら「自動車メーカーの仕事は自分に向いているのか」をよく考え、正社員登用を目指すかどうかを見つめ直すのです。
上司から推薦をもらうこと
ダイハツで期間工から正社員になるには、上司から推薦をもらわなければならず、それには上司からの信頼や評価が欠かせません。
正社員になるには最低でも半年は期間工を続けなければならないため、真面目に働いたり生産性アップのための工夫をしたりしながら、上司からの評価を高めておくといいでしょう。
登用試験に受かること
ダイハツで期間工として半年以上働き、上司からの推薦がもらえると、正社員の登用試験を受けられます。登用試験には面接と筆記試験があり、これらをクリアするとまずは準社員になれます。
準社員としてしばらく働けば、晴れて正社員登用です。
ダイハツ期間工の正社員登用に受かるには?
ダイハツにも期間工の正社員登用制度はありますが、採用されるのは9~10人に1人と、決して多くありません。まずは試験を受けるために、上司からの評価を高め、推薦をもらいましょう。
登用試験を受けている人数から、推薦をもらえる人自体が少ないこともわかります。せっかく訪れたチャンスをつかむために、試験対策も万全にしておきたいです。
ダイハツで期間工から正社員になるにはどうすればいいのか、普段から心がけたいことと、試験対策について解説します。
普段から心がけるべきこと
ダイハツで正社員登用を目指すなら、上司から推薦をもらわなければなりません。そのために最も大切なのが、「普段の勤務態度や振る舞い」です。推薦をもらうためにも、次のようなことを意識しながら働きましょう。
【正社員を目指すダイハツ期間工が、普段から心がけるべきこと】
・遅刻や早退、欠勤をなるべくしないようにする
・上司や先輩、同僚と積極的にコミュニケーションを取る
・正社員になりたいことを上司に伝え、相談する
・社内イベントに積極的に参加する
・生産性や安全性を高めるための提案をする
どのメーカーでも、遅刻や早退、欠席がないことは重視されています。正社員を目指すなら、よほどの体調不良や身内の不幸など、どうしようもない場合でなければ休まない方がいいでしょう。休んだり遅刻・早退をしなければならない場合でも、なるべく早めに相談と連絡をすべきです。
ダイハツは社内イベントが盛んで、従業員同士の結びつきも強いメーカーなので、普段のコミュニケーションも大切です。挨拶や返事は元気よく、飲み会や社内イベントにもなるべく多く参加した方がいいでしょう。
直属の上司には正社員になりたいことを伝え、そのためのアドバイスをもらうのも重要です。まずは正社員になりたいことを知ってもらい、相談し、アドバイスを実践することで熱意をアピールしましょう。
また、ダイハツはトヨタ系のメーカーであり、トヨタではQC提案(業務改善のための提案)が重視されています。ダイハツでも、業務の生産性や安全性を高めるためのアイデアを考え、ときどきは上司に提案するのがおすすめです。
面接で聞かれること
ダイハツの正社員登用試験には面接があり、次のようなことを質問されます。どんな質問がきても慌てないよう、回答の準備と受け答えの練習をしておきましょう。
【正社員登用の面接でよく聞かれること】
・正社員になりたい理由
・普段の仕事の内容や、心がけていること
・正社員になるために努力してきたこと
・正社員になった後のビジョン
・長所や短所
・体調管理や安全管理で心がけていること
・休日の過ごし方や趣味
筆記試験の内容と対策
ダイハツでは筆記試験の内容が公にされていません。ただ、期間工から正社員になった先輩や上司は、周りにたくさんいるはずです。まずは彼らと仲良くなって、試験対策に何をすべきか相談してみましょう。
参考までに、ダイハツと同じ系列であるトヨタでは、筆記試験で「国語」と「数学」のSPIテストをします。難易度は中学校レベルですが、しっかり復習しておかないと、本番でほとんど答えられないでしょう。
SPIテストは一般企業の採用試験でも広く使われているので、勉強して損することはありません。
▼期間工の面接対策は以下の記事をチェック!
期間工の面接に受かるには?持ち物や服装、よくある質問と回答例を紹介
ダイハツで期間工から正社員になるメリット
ダイハツを含むたいていのメーカーでは、期間工として働ける期間が最長2年11ヵ月と決められています。
また、ダイハツ期間工の契約期間は初回4ヵ月で、以降は本人が希望し、会社が必要と判断した場合に更新されます。人によっては、最長期間の2年11ヵ月を待たずに、突然働けなくなってしまうかもしれません。
しかし、正社員には契約期間がなく、よほどのことがなければ突然職を失うこともないでしょう。期間工と違って昇給や昇進もあるので、仕事へのモチベーションも高くなるはずです。
ダイハツで期間工から正社員になるデメリット
ダイハツに限らずたいていのメーカーでは、期間工から正社員になると、一時的に収入が低くなります。ダイハツの場合は、期間工時代の半分ほどにまで月収が下がると思った方がいいでしょう。
ただ、正社員は期間工と違い、昇給や昇進があります。一時的に給与が下がっても、しばらく働き続けていれば、期間工の頃よりも高待遇になるでしょう。
もちろん、生涯年収も期間工を続けた場合より、ずっと高くなります。
ダイハツには、期間工からの無期転換制度もある
ダイハツに限らず、すべての期間工にいえることですが、正社員登用にすべてを賭けてはいけません。期間工の正社員登用率は低く、ほとんどのメーカーで10~20%ほどになっているのが現実です。
登用試験を受けるにはそれなりに時間もかかります。正社員登用にすべてを賭けていると、ダメだったときの軌道修正が大変でしょう。
期間工はあくまでも、短期間でまとまった貯金をつくるためにする仕事です。お金を貯めたり正社員登用に向けた準備を進めたりしながら、「ダメだったときのこと」も考えておきましょう。ほかにやりたい仕事はないか、どんな仕事が自分に向いているか考え、求人をチェックしておくのです。
正社員登用も、正社員での転職も難しいようなら、期間工から無期転換を狙ってみるのもいいでしょう。ダイハツには期間工の無期転換制度があるため、「次の仕事」が見つからずに長い時間が経ってしまったなら、まずは無期転換で「安定した収入源」を確保すべきです。
次の仕事を探すときは、転職支援サービスや転職エージェントを活用しましょう。おすすめは「リクルートエージェント」で、キャリアプランの相談や希望に合った仕事の紹介などを、積極的にしてくれます。未経験の業界・業種へのチャレンジも応援してくれるので、頼もしいでしょう。
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