日野自動車は他メーカーと比べても、寮や食堂が充実しています。
環境の良さから、期間工として働くうちに「正社員登用を目指したい」と考えるようになる人も多いでしょう。
日野自動車で正社員登用を目指すのは簡単ではありませんが、他メーカーと比べて特別難しいわけでもありません。
日野自動車で期間工から正社員になるにはどうしたらいいのか、正社員になると何が変わるのかについて解説します。
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日野自動車で期間工から正社員になるには?
日野自動車は他メーカーと比べても、期間工の待遇が良いです。
給与や満了金は平均水準ですが、寮や食堂の環境が整っていて働きやすいと感じるでしょう。
そんな日野自動車で長く働くうちに、ここで正社員になりたいと思うようになる人も多いです。
どうせ期間工をやるなら、正社員登用も目指したい」と考え、メーカーを選ぶ人もいるでしょう。
ただ、期間工の正社員登用は狭き門です。日野自動車に限らず、ダメだったときのことも考えておかなければなりません。
そのうえで、日野自動車で期間工から正社員になるにはどうしたらいいのか、条件はあるのかについて解説します。
登用実績は1,000人ほど
日野自動車で期間工から正社員に登用された人は、2022年時点で1,000名ほどいます。
何年間で1,000名なのかは明かされていませんが、年間50人ほどの期間工が正社員になっていると思っていいでしょう。
ごく一部のメーカーを除いて、期間工の正社員登用率は10~20%ほどといわれています。
日野自動車で正社員を目指すのは、他メーカーと同じ程度には難しいと思っておきましょう。
期間工を半年以上続けていること
日野自動車で正社員登用を目指すなら、最低でも半年は期間工として働かなければなりません。日
野自動車の期間工の契約期間は3ヵ月なので、最低4回の契約更新が必要です。
ただ、「正社員になるには1年以上働かなければならない」と定めているメーカーも多いです。
半年という期間は、他メーカーに比べると短いといえます。
上司から推薦をもらうこと
日野自動車に限らずほとんどのメーカーで、期間工が正社員登用を目指すなら「上司の推薦」が必要になります。
ただ、上司から推薦されるのを黙って待つ必要はありません。
上司には正社員登用を目指していることを伝え、そのために何をすべきか相談しましょう。
アドバイスを実践し、できることを少しずつ増やしていけば、正社員になれる可能性も高くなります。
相談し、言われたことを着実にこなすことは、熱意のアピールにもなるでしょう。
1年に一度受けられる登用試験に合格すること
期間工として半年以上働き、上司からの推薦がもらえると、正社員の登用試験が受けられます。
試験の内容は「面接」と「筆記試験」です。
試験は年に1~2回ほどありますが、受けられるのは1年に一度です。
登用試験を受け、不採用になると、そこから1年間は登用試験が受けられません。
登用試験は期間工として1年以上働かないと受けられないこと、日野自動車の期間工は最長2年しか働けないことを考えると、多くて2回、基本的に1回しか登用試験にチャレンジできないでしょう。
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日野自動車で期間工の正社員登用に受かるには?
日野自動車で期間工から正社員になるには、上司の推薦と、登用試験の合格が必要です。
上司の推薦から推薦をもらうには普段の勤務態度も大切ですし、推薦をもらっても試験に受からなければ意味がありません。
日野自動車で正社員登用を目指すには何をすべきか、登用試験に向けたどんな対策をすればいいのか、それぞれ解説します。
普段から心がけるべきこと
日野自動車で正社員の登用試験を受けるには、上司からの推薦が欠かせません。
推薦をもらうためにも、普段から真面目に働き、上司からの評価を得ておきましょう。
具体的には、次のようなことを意識しながら働くべきです。
- 遅刻や早退、欠勤をなるべくしない
- 元気の良い挨拶と返事、真面目な勤務態度を心がける
- 上司や登用試験に受かった先輩に相談し、アドバイスをもらう
- 飲み会や社内イベントにはなるべく多く参加する
遅刻や早退、欠勤がないことは、どのメーカーも重視していることです。
体調不良や身内の不幸などの仕方ない場合以外は休まないようにし、どうしても休まなければならないときも、早めに相談や連絡をしましょう。
正社員を目指すなら、コミュニケーションも大切です。
元気の良い挨拶や返事はもちろん、言われたことはメモし、確実にできるようにしておきましょう。
正社員登用を目指すには上司や社員の先輩のサポートが不可欠なので、協力してもらえるよう、態度で示すことが欠かせません。
最後に、日野自動車には期間工も参加できる飲み会や社内イベントがたくさんあります。
これらに積極的に積極的に参加し、なるべく多くの社員に顔と名前を覚えてもらいましょう。
面接で聞かれること
日野自動車に限らず、期間工の正社員登用面接では、次のようなことが聞かれます。
面接で堂々と話せるよう、回答の準備や受け答えの練習はしっかりしておきましょう。
- 正社員を目指す理由
- 正社員になった後のビジョン
- 正社員になるためにしてきた努力
- 普段の仕事内容や心がけていること
- 長所と短所 など
回答内容は「自分が正社員になることで、会社にどう貢献できるか」という”会社目線”で考えましょう。
回答内容のチェックや受け答えの練習は、上司や正社員の先輩に手伝ってもらうのがおすすめです。
筆記試験の内容と対策
日野自動車に限らず、期間工の正社員登用試験では「SPIテスト」という筆記試験があります。
内容は中学校レベルの「国語」と「数学」ですが、小論文のような問題もあり、対策なしでクリアするのは難しいです。
SPIテストの問題集は書店やインターネットで買えるので、上司や正社員の先輩に相談し、おすすめのものを教えてもらいましょう。
日野自動車で期間工から正社員になるメリット
期間工から正社員になれば、契約期間がなくなります。
日野自動車は期間工の契約期間が3ヵ月、働ける最長期間も2年と短く、「次の契約更新ができなかったらどうしよう」と不安に思う人も多いでしょう。
しかし、正社員になれば契約更新の心配も、最長で2年という縛りもなくなります。
もちろん、正社員になれば昇給や昇進、ボーナスもあります。
財形貯蓄制度や持ち家融資制度、持ち株会(日野自動車の株式を通常より安く買える制度で、毎月の給与から一定額を差し引き、株式購入にあてます)などの、将来の安心につながる福利厚生も多いです。
日野自動車で期間工から正社員になるデメリット
日野自動車に限らず、ほとんどのメーカーでは、期間工から正社員になると給与が一時的に低くなります。
正社員には満了金がなく、控除の額や項目も多いからです。
基本給も18万円ほどなので、手取りは期間工時代の半分~7割ほどになるでしょう。
ただ、給与が低くなるのも一時的なことです。
正社員には昇給や昇進があるので、数年働けば期間工の頃よりも稼げるようになるでしょう。
満了金はなくともボーナスはあり、老後や将来に向けた福利厚生もたくさんあります。
生涯年収も、期間工やアルバイトを続けるよりもずっと高くなるでしょう。
期間工は、正社員登用にすべてを賭けてはいけない
日野自動車に限らず、期間工は正社員登用にすべてを賭けてはいけません。
期間工の正社員登用はそもそも狭き門で、登用率はどのメーカーも10~20%ほどです。
登用試験を受けるにしても、1~2年かかる場合がほとんどでしょう。
ごく一部のメーカー、例えば「ブリジストン」の正社員登用率は9割を超えますが、これは「期間工として3年間働いた人」が対象の数字です。
期間工で正社員登用を目指すのには時間がかかり、年齢が高くなるほど、転職や就職は難しくなります。正社員登用一本でいくと、ダメだったときのリカバリーが大変です。
お金を貯めながら、やりたい仕事やできそうな仕事がないか探してみましょう。
期間工として働きながら、転職エージェントに相談するのもおすすめです。
特に「リクルートエージェント」は具体的なアドバイスがもらえると評判で、未経験の仕事を目指す場合も、親身になって応援してくれます。
「挑戦したいけど、経験がなくて心配…」という場合は、勉強すべきことや取るべき資格がないか聞いてみましょう。
期間工で貯めたお金を元手に勉強したり資格を取ったりすれば、転職活動も有利になります。
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