
期間工は特別なスキルや資格がなくても、かなりの高待遇で働ける仕事です。期間工になるために資格を取るより、その時間で1社でも多く面接を受けた方がいいでしょう。
ただ、期間工のあとに工場や倉庫の仕事を目指すなら、「フォークリフト」の資格を取っておいてもいいでしょう。
製造業や建築業、正社員登用を目指すなら、期間工をしながらいくつか資格を取るのもアリです。どんな人に、どんな資格が役立つのかを紹介します。
期間工になるのに、資格は必要?
どんな仕事でも、資格があった方が面接は有利になります。それは間違いありません。では、期間工も面接に応募する前に、何か資格を取っておいた方がいいのでしょうか。
結論からいえば、期間工になるのに資格は要りません。資格があれば面接で有利になるのはたしかですが、そんな暇があったら、1社でも多く応募した方がいいでしょう。
はっきり言って、期間工は健康な人なら誰でも就ける仕事です。特別なスキルや経験は(あれば有利にはなりますが、)なくても何の問題もありません。
それに、期間工はあくまでも、「短期間でまとまった貯金をつくるための仕事」です。期間工になるために資格勉強する時間があったら、早く期間工になって、働きながら「次の仕事探し」に役立つ資格を取った方がいいでしょう。
期間工に最も役立つ資格は「フォークリフト」
期間工になるのに、資格は必要ありません。ただ、資格があれば面接で有利になるのはたしかですし、働くときの条件が良くなることもあります。
もしも、期間工になるために資格を取るのなら、おすすめは「フォークリフト」の資格です。
フォークリフトとは、主に工場内で荷物を運ぶための特別な車のことです。全面に2本のフォークがついていて、これを「パレット」と呼ばれる運搬用の大きなトレーのようなものに差し込み、その上にある荷物をまとめて運びます。工場や倉庫の仕事をしていた人なら、見たことがあるでしょう。
フォークリフトの資格は期間工だけでなく、工場や倉庫系、物流系の仕事で役に立ちます。期間工でお金を貯めたあと、これらの仕事に就こうと考えている人なら、あらかじめ取っておくのもいいでしょう。好条件のメーカーを狙いやすくなりますし、期間工として働くときの待遇も良くなるかもしれません。
フォークリフトの資格を取るには?
フォークリフトの資格があれば、期間工としてより良い条件で働ける確率が高くなり、(工場や倉庫、物流などの仕事を目指すなら、)その後の転職活動も有利になります。期間工になるためだけに資格を取るのはおすすめできませんが、「期間工の仕事に役立つ資格」なら、取る価値はあります。
たまに「フォークリフトの種類や、運転する状況によっては資格はいらない」という意見を見ますが、これは誤りです。フォークリフトに乗るには資格は必要ですが、その資格は18歳以上であれば、簡単に取れます。
資格取得の際は講習を受けることとなり、その人の保有資格やこれまでの経験により、講習の期間やかかる金額は異なります。
【フォークリフトの資格取得にかかる時間や費用】
- 所有資格や経験 講習にかかる時間 講習の費用
- 何の免許もない人 35時間(5日間ほど) 41,580~45,000円
- 普通運転免許がある人 31時間(5日間ほど) 36,500~41,580円
- 免許はないが、1トン未満のフォークリフト経験が6ヵ月以上ある人 15時間(3日間ほど) 21,500~22,500円
- 大型免許があり、1トン未満のフォークリフト経験が3ヵ月以上ある人 11時間(2日間ほど) 12,500~23,760円
- 大型特殊免許がある人 11時間(2日間ほど) 12,500~23,760円
- フォークリフトの資格や、乗れるとどんな仕事をするのかを詳しく知りたい方には、こちらの記事もおすすめです。
期間工はフォークリフトに乗れないとダメ?転職に役立つ資格とは?
正社員登用や転職にも!期間工に役立つ、その他の資格
期間工から正社員登用を狙う人や、期間工の次に目指す業界によっては、次のような資格を取っておくのもいいでしょう。ただ、これらの資格が期間工の仕事に直接役立つかといわれると、フォークリフトほどではありません。期間工になってから、休日を使って取得していくといいでしょう。
【正社員登用や転職にも役立つ、その他の資格】
- 玉掛け
- クレーンデリック
- 溶接
- 危険物取扱者
- 電気主任技術者
玉掛け
玉掛けは、クレーンを使って荷物の上げ下げをするための資格です。土木や建築業界を目指す人におすすめで、一部メーカーでは玉掛けの資格が役立つこともあります。ほかの資格よりも優先度が高いといえるでしょう。
クレーンデリック
クレーンデリックは、玉掛けの上位版のような資格です。玉掛けで扱うよりも重いものを持ち上げるときに必要な資格で、土木や建築業界を目指す人におすすめです。玉掛けよりも難しい資格なので、玉掛けを取ったあと、期間工をしながら取得を目指すといいでしょう。
なお、クレーンデリックの資格にはいくつか種類があります。期間工のあとにどんな仕事をするかによって、取るべき資格の種類も変わるので、事前に確認しておきましょう。
溶接
部品を溶接するときに必要なのが、「溶接」の資格です。自動車メーカーには溶接の工程があり、(資格がなくても働けますが、)あると便利かもしれません。正社員登用や製造業を目指す人におすすめです。
ガスやボイラーなどさまざまな種類があります。これもクレーンデリック同様、自分の目的に合ったものを選びましょう。正社員登用を目指すために取るなら、上司に聞くのがベストです。
危険物取扱者
危険物取扱者は、危険な化学物質を扱うための資格です。期間工の働く工場内にも、危険物はたくさんあります。そのため、正社員登用を目指すうえでは有利に働くでしょう。
正社員登用だけでなく、建築業やガソリンスタンドへの就職にも役立ちます。汎用性の高い資格なので、目指している業界によっては、ぜひ取っておきたいです。
電気主任技術者
電気主任技術者は、電気による事故や火災についての知識があることを証明する資格です。電気を動かす工場で必要となる資格であり、正社員登用を目指すなら取っておいて損はありません。
名前の通り、電気工事や電気機器の会社でも役立ちます。ほかにもビル管理や建築などへの就職も有利になる、汎用性の高い資格でもあります。
「小松製作所」なら、期間工をしながら資格が取れる!
特に建築業界を目指す人には、「小松製作所」の期間工がおすすめです。小松製作所では玉掛けやクレーンの資格取得をサポートする制度があり、働きながら、会社のお金で資格取得を目指せます。もちろん、これらの資格を取れば正社員登用も目指しやすいでしょう。
工場はいくつかあり、待遇はそれぞれ次の通りです。資格や経験があると好条件で働けるところもあるので、自分に合った工場を選びましょう。
【小山工場】
日給9,850円~(契約更新ごとに100円昇給)
時間超過:30%割増
休日出勤:50%割増
深夜勤務:30%割増
※記事内の待遇や条件、金額等は記事公開時点の情報です。変更になっている場合がございますので、リンク先の公式ページをご確認ください。
【大阪工場】
日給10,500円~(溶接経験者は14,000円~)
時間超過:30%割増
休日出勤:50%割増
深夜勤務:30%割増
※記事内の待遇や条件、金額等は記事公開時点の情報です。変更になっている場合がございますので、リンク先の公式ページをご確認ください。
【粟津工場】
日給11,300円
夜勤手当は「4,100円/日」と「22:00~5:00までの間、1時間あたり30%割増」の両方を支給
※記事内の待遇や条件、金額等は記事公開時点の情報です。変更になっている場合がございますので、リンク先の公式ページをご確認ください。
【茨城工場】
日給9,850円~(契約更新ごとに100円昇給)
時間超過:30%割増
休日出勤:50%割増
深夜勤務:30%割増
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【郡山工場】
日給9,850円
※記事内の待遇や条件、金額等は記事公開時点の情報です。変更になっている場合がございますので、リンク先の公式ページをご確認ください。
小松製作所の詳しい待遇や仕事内容はこちら
資格は期間工になるためにではなく、期間工をしながら取ろう
期間工は特別なスキルや資格がなくてもできる仕事です。期間工のためだけに資格を取るのは、はっきり言って時間がもったいないでしょう。
ただ、期間工の次に工場や倉庫、物流などの仕事をするなら別です。これらの仕事に役立つ「フォークリフト」の資格は、期間工の面接でも有利に働き、メーカーによっては待遇が良くなることもあります。比較的簡単に取れる資格なので、あらかじめ取っておくのもいいでしょう。
製造業や建築業、期間工からの正社員登用を目指すなら、溶接や危険物取扱者といった資格を取るのもいいかもしれません。
ただ、期間工にはここまでの資格は求められません。資格を取るとしても、期間工として働きながら、オフタイムを使って勉強を進めるといいでしょう。
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